東求女塚古墳で見つけたキャラクターの正体に迫る!#1

温故

謎のキャラクターについて

処女塚古墳の記事にて、東求女塚古墳の説明板に謎のキャラクターが描かれていることに触れました。

本記事は、こいつの正体に迫った記録です。


イラストから読み取れる情報

初見の時に思ったのは、
「だれかのいたずらかな?」
「タトゥーシールかな?」
「なんかビックリマンぽい画風だな」
という、誰かが勝手に貼り付けた説でした。

しかしそう決めつけるのも面白くないので、色々考察してみることに。

果たして、処女塚古墳に関連はあるのか?
はたまた東灘区関連のゆるキャラとかなのだろうか?

広く知られたキャラクターなのだろうか?

私もIT企業で働く身ですから、まずはネット検索です。
有名なキャラクターであれば、画像検索をすればヒットするものなのです。
ということで、Googleをはじめいくつかの類似画像検索サービスであたってみました。

しかし、ヒットなし…。
少し色褪せていたため、色調を変えたりしましたが、やはりヒットなし…。

ということで、それほど有名なキャラクターではないのだろうと結論付けました。

そもそも、いつからこのキャラクターは居るのか?

続いてのアプローチは、いつから居るの?という切り口です。

東求女塚古墳について書かれた数あるページを全てチェックするのは難しいため、こちらも画像検索ベースでリサーチ。
説明板が載っているページを確認し、最も古い記事を探してみました。
それほど時間はかけていませんが、なんと2009年の記事に添えられた写真に、彼が写っていました…。

12年前には既に居たことがわかります。
やはり公式キャラクターなのだろうか…?

読み取れる情報から探ってみる

正直、ナメていた。
ググればすぐにわかるものと考えていた。
しかしそれは好都合。
余計に興味深く、追究する価値があるテーマにぶつかったことに、心が震える。

イラストから、読み取れる情報を挙げてみます。

  • 頭に神社の屋根?神輿?
  • 屋根の下には束ねられた薪?
  • 梅が描かれた提灯
  • カラフルな鉢巻き(緑ベースに、水赤黄)
  • 裸で走る筋肉隆々な男
  • 左手に何か持っている(御幣?五色幕?)
  • 梅の紋の法被
  • 桃色の短パン
  • 足袋
  • 濃い眉毛に分厚い唇

こんなブログをやっているものの、考古的な造詣は特にない私なので、正直さっぱりである。
でも楽しいので、考えを進めていく。
闇雲に当たってもキリがないため、せめて神戸に絞り込みつつ、調べを進めよう。

ここでぶち上げた仮説は、綱敷天満神社関連説

まず、梅の神紋といえば、菅原道真公が浮かぶ。
そして道真公は天神さまとして、天満宮に祀られる。
東灘区の天満宮といえば、綱敷天満神社
そしてカラフルな配色が気になるが、こちらの神社では「八色雷公 綱打神事」という神事が行われる。
これは黄泉の国に逝ってしまった後のイザナミノミコトが纏わっていたとされる八柱の雷神「八色雷公」に関する神事である。
詳しくは割愛するが、なんともカラフルな雷神なのである!

綱敷天満神社と菟原処女の伝説との、さらなる関連性

GoogleEarthを見ていてふと気が付いたが、綱敷天満神社は処女塚古墳からほぼ真北に上がったところに位置している。
神戸民には説明不要だが、北にあるということは、高台にあるということ。

そして綱敷天満神社、処女塚古墳、東求女塚古墳、西求女塚古墳の位置関係…。
もしかすると、高い建造物が建っていない時代には、綱敷天満神社から件の三基が眺められる位置関係だったのではないか?


とまあ、ただ東求女塚古墳の説明看板にあったイラストから、よくもここまで結びつけられたものだな。
と我ながら思ってしまいますが、これは一度、綱敷天満神社に訪れてみなくてはなりませんね…。

引き続き、このキャラクターについては追います!
正直、大した意味ないと思ってますけど、こういうバカげたことするのが楽しいお年頃なんです。

以上で、レポートを終えます。そんじゃまた~

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